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表面粗さ・・


図面に欠かせないのが表面粗さの指定です。

切削する必要があるかないか、切削時に荒引きでいいかどうかなど、工数削減にも繋がるため覚えておきたい知識の一つ。

以下に三角記号とRa記号を並べて説明します。


三角記号:4つ
Ra記号:0.2
仕上面:鏡面
用途:精密な躍動面
加工方法:研磨



三角記号:3つ
Ra記号:0.8
仕上面:旋盤目のない光沢面
用途:躍動面
加工方法:研磨、研削

三角記号:3つ
Ra記号:1.6
仕上面:細かな旋盤目の微光沢面
用途:ハメアイ、接触面
加工方法:切削
※三角記号3つは一般的にRa記号1.6を指す場合が多い



三角記号:2つ
Ra記号:6.3
仕上面:旋盤目の無光沢面
用途:接触面、非接触面
加工方法:切削



三角記号:1つ
Ra記号:25
仕上面:粗引き面
用途:非接触面
加工方法:切削



三角記号:なし
Ra記号:〇
仕上面:素材面
用途:非接触面
加工方法:なし


表面粗さは設計者が仕様書(または用途)に基づき割り振っています。

昨今の設計者は機械加工を経験していない方も多く、指示ミスも多くなってきているのが現状です。

組立図を確認し、加工部品の用途を理解して切削工程に入ることで加工ミスだけでなく、表面粗さの指示ミスなどを発見することができますのでおかしいなと思ったら要確認。
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