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材料芯出し・・



材料が到着したら加工に取り掛かっていきましょう。
※注文した寸法、数量が納品されているか要確認


【旋盤編】
キリコの噛みに注意して材料をチャッキングしましょう。

材料を回転させて振れを見ながらある程度芯を出すことができるはずです。
※重切削による材料ズレが心配なら銅板を噛まします

爪が合わない場合はチャックメイトを使用して成形しましょう。

一度加工した後、再度芯出しが必要な場合にはダイヤルゲージ(またはインジケータ)の使用が効果的です。
※インジケータ:通称「ピックテスト」

センター棒でケガキ位置の芯出しをする場合にもダイヤルゲージの使用をオススメします。(センター棒の振れチェック)


チャックメイト(油圧用)


インジケータの芯出し


センター棒の振れチェック



【フライス編】
テーブルを油砥石で擦って平らにし、キリコの噛みに注意して材料をセットしましょう。

材料を回転させられないため、ダイヤルゲージまたはタッチセンサーでの芯出しとなります。

黒皮材などの場合は機器を痛めるため、自作の芯出し棒を作成して対応しましょう。
※完全NCの場合は付属のポインタを使用

コレットにセット可能な計算しやすい径(.00)の芯出し棒を作成し、材料にベタ当てしてハンドル感覚や目測で問題なく加工していけると思います。

傾きが見られる場合には矢や銅板などを使用して水平度を調整します。

割り出し台などの台座を使用する場合には加工時のズレに注意が必要です。
※割り出し台:通称「ロータリーテーブル」「インデックス」
※固定方法に不安のある場合に使用


油砥石





インジケータの芯出し


センター棒の振れチェック


台座のズレ確認
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